RISK
幹細胞治療のリスクについて

背景:
間葉間質細胞(MSC「成体幹細胞」)は、様々な臨床状況において広く実験的に使用されている。重大な病気でこれらの細胞を使用されることは関心があるが、これらの細胞の安全性プロファイルはよく知られていない。我々はMSCの安全性を評価するためのMSCの使用を検討した臨床試験のシステマティックレビューを行った。
方法および結果:MEDLINE、EMBASE、およびCENTRAL(2011年6月まで)を検索した。 成人または成人および小児の混合グループにおけるMSCの血管内送達(静脈内または動脈内)を用い臨床試験が行われた。分化MSCもしくは追加の細胞型を用いた研究は除外された。 主要評価項目は、即時の事象(急性注入毒性、発熱)、臓器系合併症、感染、およびより長期の有害事象(死亡、悪性腫瘍)に従って分類された。2347の引用がレビューされ、36の研究が算入基準に合致した。1012名の参加者の中には虚血性脳卒中、クローン病、心筋症、心筋梗塞、移植片対宿主病の治療中の患者、健常者のボランティアが含まれていた。8件の研究はランダム化比較試験(RCT)であり、参加者は321人であった。RCTのメタアナリシスは、急性注入毒性、器官系合併症、感染、死亡または悪性腫瘍間の関連を検出しなかった。MSCと一時的な発熱との間には有意な関連があった。
結論:
現在の臨床試験に基づいて、MSC療法は安全と言うことができる。 しかし、MSCの安全プロファイルをさらに明確にするためには、有害事象を厳密に報告した、さらに大規模な臨床試験が必要である。

Citation// PLoS One. 2012;7(10):e47559. doi: 10.1371/journal.pone.0047559. Epub 2012 Oct 25.
Safety of cell therapy with mesenchymal stromal cells (SafeCell): a systematic review and meta-analysis of clinical trials. Lalu MM, McIntyre L, Pugliese C, Fergusson D, Winston BW, Marshall JC, Granton J, Stewart DJ; Canadian Critical Care Trials Group.

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