【手遅れにならないうちに】急に胸が痛いときの原因は?症状や考えられる病気について解説

心当たりがないのに、突然胸が痛みだした、、いったいなぜ?

胸が痛いという症状は、痛みの種類や程度、部位、頻度などによって、さまざまな原因が考えられます。なかには早めの治療が必要になるケースもあるため注意が必要です。

 

本記事では、胸が痛い症状の原因と考えらえる病気についてご紹介します。

胸の痛みでお悩みの方は、ぜひご自身の症状と向き合うきっかけとして確認してみてください。

手遅れになってしまうような疾患の可能性もあるので、早期発見にお役立ていただければ幸いです。

 

1.胸の痛みの種類

 

胸が痛いと一口にいっても、胸痛の症状は一概には言えません。

胸痛の原因を推測するためには、ご自身の症状がどのような痛みに分類されるのかを説明できるようにしておくことが大切です。

 

どのような痛みか、どこが痛いのか、今一度症状を振り返って確認してみましょう。

 

 

 どのような痛みか

・刺すような痛み

・鈍い痛み

・圧迫されるような痛み

・締め付けられるような痛み

 

どこが痛いか

・左胸部

・前胸部

・背部

・首や肩に放散

・局所的

・いつも同じ個所が痛む

 

 

どのくらい持続するか

・瞬間的

・数分

・数時間からそれ以上

 

どのような時に痛むか

・動いた時

・安静時

・体位を変えた時

・呼吸との関連

・食事との関係

 

そのほかの症状があるか

・呼吸困難

・発熱

・冷汗

・吐き気

・嘔吐

 

 

2.胸が痛い症状から考えられる病気

胸の周りには、肺や胸膜、心臓、神経、筋肉、骨など多くの器官が存在するため、胸痛の症状や考えられる病気さまざまです。

 

以下では、胸痛が現れる代表的な病気の特徴をご紹介します。

ご自身の症状と照らし合わせてみてください。

 

 

心臓や血管の病気

急に胸が痛くなる症状のなかで、緊急性の高い病気に分類されます。生死にかかわる可能性があり、注意が必要です。

 

 

・狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患

狭心症や心筋梗塞は、心臓の冠動脈が詰まる病気です。

狭心症は冠動脈が挟まった状態で、心筋梗塞は冠動脈が塞がった状態を指します。

胸が締め付けられるような痛みや圧迫感が前兆となりますが、安静にしていれば治まるため、放置してしまう人が少なくありません。

圧迫感のある強い痛みが一度でもあった場合、狭心症や心筋梗塞を疑って、医師に相談したほうがいいでしょう。

 

・大動脈解離

大動脈解離は、大動脈の血管壁が裂けて、本来の血流とは別の血流ができる病気です。

冬に発症しやすく、急激な温度変化に注意が必要だといわれています。

症状としては突然起こる胸痛や背痛がほとんどですが、脳とつながっている部分に障害があれば、意識障害や失神などを引き起こすケースもあります。

 

 

肺や胸膜の病気

肺自体には痛みの神経がなく、胸膜に関係する痛みを反映している可能性が考えられます。

 

・気胸

気胸は何らかの原因で肺から空気が漏れ、肺が潰れてへこんでしまう病気です。

突然の胸痛と呼吸困難を伴い、痛みは持続します。

背が高くて痩せ型の若い男性に多く、肺気腫やブラ(気腫性のう胞)などの呼吸器疾患を患う中高年にも認められます。

 

 

・胸膜炎・膿胸

細菌感染によって、肺がおさまっている胸腔という空間に膿が蓄積する病気です。

呼吸困難や咳に加え、発熱や悪寒を伴います。

刺すような痛みで、咳や深呼吸で強くなることが特徴です。

 

 

 

神経・筋肉・骨の病気

 

・肋骨骨折

外傷や過度の運動、激しい咳やくしゃみが続くと、肋骨にひびがはいったり、折れたりすることがあります。深呼吸や咳、押したときなどに痛みが増強しますが、痛みが少なく自然治癒するケースも少なくありません。

しかし、肋骨骨折を放置すると、内臓が損傷して肺挫傷や気胸などを引き起こすリスクがあります。助骨の骨折が疑われる場合は病院を受診しましょう。

 

・肋間神経痛・帯状疱疹

肋間神経痛は、肋骨に沿って走る神経に何らかの原因で痛みが生じる病気です。

痛みは非常に強く、上半身の左右どちらか片方にのみ出現します。

骨折や捻挫といった筋肉や骨格の原因があることが多いですが、それ以外では帯状疱疹によるものがよく知られています。

 

 

・悪性腫瘍

腫瘍が胸壁や胸の神経まで広がると、胸に痛みが現れます。

痛みは持続的で、次第に増強していくのが特徴です。

 

 

 

消化器の病気

 

・逆流性食道炎

逆流性食道炎は、胃酸が食道まで逆流してしまう病気です。

胃酸が食道にとどまる時間が長くなると、粘膜に炎症がおきて胸痛を引き起こします。

 

・その他の病気

食生活が主な原因となる急性膵炎や胆のう疾患などでも、胸部に痛みがみられることがあります。

 

 

心因性の症状

・心臓神経症

胸の痛みがあるのにも関わらず、検査をしても異常が見られない場合は、心臓神経症という心の病気が疑われます。精神的負荷がかかったときに胸痛がみられ、ズキズキする、チクチクするといった痛みが現れるのが特徴です。

 

 

 

3.胸が痛いときは何科を受診すればいい?

 

・胸全体に強い痛みや圧迫感がある・・・循環器科、心臓血管外科

・胸の痛み・息苦しさがある・・・呼吸器内科

・胸骨の内側やみぞおちが痛む・・・内科

・肋骨が痛む・・・整形外科

 

強い胸の痛みや圧迫感、意識障害、ふらつき・めまいなどの症状がみられる場合は、緊急性が高いことが予想されます。早急に救急病院を受診しましょう。

 

 

 

4.【まとめ】急に胸が痛いときは…?

本記事では、胸が痛い症状の原因と考えらえる病気についてご紹介しました。

 

・どんな胸の痛みなのかを知ることが原因の解明につながる

・心臓、肺、神経、筋肉、骨、消火器、心因性など、さまざまな原因が考えられる

・胸の痛みや圧迫感が強い場合は早急に病院を受診する

 

胸の痛みに心当たりがある方は、一度医療機関を受診し、医師による検査や診察を受けましょう。

 

・お問合せフォーム(LINE・We Chat・メール対応):https://stemcells.jp/contact/

【再生医療外来】 03-3400-2277

 

監修:医師 津田康史