再生医療はくも膜下出血にも有効的か?原因や対処法を解説

くも膜下出血は発症すると重症化しやすく、最悪の場合は命を落とす病気です。

死亡率は約50%程度と非常に高く、一命をとりとめても後遺症がひどかったり、再出血の可能性も高くなったりします。

そのほかにも、最近注目されている再生医療の幹細胞治療の詳細や、くも膜下出血への有効も気になりますよね。

今回はくも膜下出血を中心に、脳卒中や幹細胞治療、原因、予防方法についても解説します。くも膜下出血は生活習慣を見直すことで予防ができるので、ぜひ参考にしてください。

 

 

2021年の厚生労働省の人口動態統計によると、日本人の死因の第4位が脳卒中です。

高齢化や生活習慣の変化が、脳卒中の増加につながっているとされています。また、脳卒中は寝たきりの原因となる疾患の第1位であり、約39%を占めます。

脳卒中とは脳の血管が詰まったり破れたりすることで血流が悪くなり、体の一部の働きが悪くなる病気です。

脳卒中は大きく分けて3つに分類されます。

● 脳の血管が詰まって起こる「脳梗塞」
● 脳の血管が破れることで起こる「脳出血」
● 脳の血管にできたコブ(動脈瘤)が破裂することで発症しやすい「くも膜下出血」

 

脳卒中の共通する症状は「半身麻痺」や「意識障害」などですが、病気の起き方が違うため、それぞれ解説します。

執筆参考①:https://www.google.com/search

 

1−1.脳梗塞

脳梗塞とは脳の血管の一部が詰まることで、脳がダメージを受けた状態です。脳の細胞に血流が届かないため、酸素やエネルギーが供給されず、壊死してしまいます。

脳梗塞は大きく3つに分類されます。

①ラクナ梗塞
脳の太い血管から枝分かれした、細い血管が詰まって起こる小さな梗塞です。

②アテローム血栓性脳梗塞
脳や首などの大きな血管の内側にアテローム(脂肪の塊)ができることで起こります。

③心原性脳塞栓症
心臓にできた血栓(血の塊)が脳の血管に運ばれて、詰まることで起こります。

 

執筆参考①:https://www.yokohama-shintoshi.jp/brain/nokosoku.html

 

1−2.脳出血

脳出血とは、脳の細い血管が破れて脳内で出血する状態です。

出血した血が固まって血腫となり、脳を圧迫します。やがて血腫の周りがむくんで脳を圧迫し、吐き気、頭痛、意識障害などが現れます。その後の症状は、出血した場所によってさまざまです。

 

脳出血は大きく5つに分類されます。

①被殻出血
半身麻痺や痺れ、麻痺側に両目が向く共同偏視がみられます。

②視床出血
感覚の低下や、視床痛(半身の痛み)がみられます。

③橋出血
両目が真ん中に固定されたり、縮瞳したりします。

④小脳出血
後頭部の激しい痛み、めまい、歩行障害がみられます。

⑤皮質下出血
頭頂葉や前頭葉の皮質下で出血、痙攣、半盲、失語がみられます。

執筆参考①:https://www.yokohama-shintoshi.jp/brain/noshukketsu.html

 

1−3.くも膜下出血

くも膜下出血とは、脳を覆う膜の1つの「くも膜」の下の隙間で出血する病気です。脳は外側から硬膜、くも膜、軟膜に覆われています。くも膜と軟膜の隙間(くも膜下腔)に出血するのが、くも膜下出血。

症状は、突然の激しい頭痛、意識が朦朧とするなどの意識障害、嘔吐、めまいが挙げられます。重症化しやすく、3割が亡くなったり、後遺症が強く残ったりするといわれています。
予後
また、発症後24時間以内に再出血しやすいと言われているので注意が必要です。

執筆参考①:https://soujinkai.or.jp/himawariNaiHifu/fatty-liver

 

2.くも膜下出血が起こる原因とは

くも膜下出血の原因は大きく分けて3つあります。

● 脳動脈瘤の破裂
● 脳動静脈奇形からの出血
● 頭部外傷

 

<脳動脈瘤の破裂>
くも膜下出血の原因の9割を占めるものが、脳動脈瘤破裂です。
脳動脈瘤とは脳動脈の血管の壁が薄くなった部分に血液が入り込み、コブのように膨らんでしまうものです。

 

<脳動静脈奇形からの出血>
先天的な原因で、脳動脈と静脈の間の異常なつながり(ナイダス)に血液が流れ込んで出血するものです。発症率は低く、遺伝性のものではありません。

 

<頭部外傷>
事故や転倒など、頭部に強い外力がかかったことで発症します。

執筆参考①:https://soujinkai.or.jp/himawariNaiHifu/fatty-liver

 

3.くも膜下出血に効果が期待されている再生医療

一度脳細胞が損傷すると、元に戻らないと考えられてきていました。

特にくも膜下出血は重症化しやすく、命をとりとめても後遺症が残ります。ですが再生医療の「幹細胞治療」が、後遺症の改善に期待されています。

 

3−1.脳内血管の再生・修復が期待されている

 

幹細胞治療は自分の脂肪細胞から脂肪由来の間葉系幹細胞を採り、必要な分量に増やして点滴で移植します。

自分の細胞を移植するので、拒否反応などもみられず安全とされている治療法です。特にくも膜下出血は、放置すると再発の可能性が高まる病気。これに対して、幹細胞治療は血管を再生して修復する効果が期待されています。

血管が正常に機能すると、くも膜下出血を予防できるため、幹細胞治療は注目されています。

 

執筆参考①:https://neurotech.jp/saiseiiryou/subarachnoid-hemorrhage/
執筆参考②:https://job-gear.jp/mikiyukai/sakamoto/service_d.htm

3−2.脳機能の回復が期待される

 

くも膜下出血を発症すると、激しい頭痛、意識障害などのさまざまな症状が現れます。くも膜下出血が起こることで、本来の脳の機能が失われてしまうからです。

幹細胞治療によって、幹細胞と幹細胞が作るタンパク質であるサイトカインなどの成長因子が、ダメージを受けた脳の組織の修復・改善をしてくれます。

脳の組織が修復、改善されることで脳機能が回復し、頭痛や意識障害などのさまざまな症状の改善につながるのです。

 

執筆参考①:https://neurotech.jp/saiseiiryou/subarachnoid-hemorrhage/
執筆参考②:https://job-gear.jp/mikiyukai/sakamoto/service_d.htm

 

4.くも膜下出血で受ける再生医療の費用

再生医療である幹細胞治療の費用は、決して安いものだとは言えません。

幹細胞治療は保険が適応されることが少なく、自費診療が一般的だからです。治療する医院や、くも膜下出血の症状によっても変わりますが、100万円~400万円ほどかかります。

ここでは数医院をピックアップして、費用を紹介します。
幹細胞治療は自費診療ですが、医療費控除の対象です。

A医院 B医院 C医院
診察・カウンセリング(1回) 11,000円 11,000円 3,000円
血液検査(1回) 11,000円 11,000円 11,000円
幹細胞点滴(1回) 1,650,000円 1,460,000円 2,420,000円

 

執筆参考①:https://neurotech.jp/saiseiiryou/subarachnoid-hemorrhage/
執筆参考②:https://www.apoplexy.jp/apoplexy/cost/

 

5.くも膜下出血に有効な予防方法

くも膜下出血は発症すると重症化することが多く、予防が大切です。

くも膜下出血は突然発症するといわれてきましたが、血圧の変動や頭痛などの初期症状が確認されています。また40歳以降に発症することが多く、特に中年期以降は予防が大切です。

● 食事
高血圧につながるため、塩分の摂り過ぎには要注意。動脈硬化や血栓予防のために、コレステロールやカロリーの調整も行いましょう。

● 喫煙やアルコールの摂取
喫煙やアルコールの摂取は、くも膜下出血の発症を高めるので控えましょう。

● 有酸素運動
有酸素運動は血管を広げ、血流を良くします。
1日20分以上の運動を意識しましょう。

執筆参考①:https://www.yokohama-shintoshi.jp/brain/nokosoku.html

 

6.まとめ:くも膜下出血にも再生医療は効果的

これまでのくも膜下出血などの治療は、失われた脳の細胞や組織などの代替を期待したものでした。

たとえば、リハビリだけでは元の状態に戻すのは困難です。しかし幹細胞治療など再生医療は、血管を再生して修復するため、後遺症の改善に効果的です。また自分の細胞を点滴で移植するため、拒否反応の確率も低いことから安全性も高いです。

くも膜下出血の後遺症に悩んでいる場合は、ぜひ再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。

 

表参道ヘレネクリニックでは体に負担のかからない再生医療を得意としており、いきなり治療に踏み出せない方の為にも事前カウンセリングを実施しています。

糖尿病は、肥満、過度の飲酒、喫煙などの生活習慣にも関係しておりますが、生活習慣を改善をするのは一般的に難しいといわれています。

そこで自己幹細胞を活用する「再生医療」を用いれば、自身の細胞を使って体内の弱っている細胞を修復し、糖尿病、合併症の予防改善が可能なのです。

「気にはなるけど、 本当に今から予防が必要か判断できない」 「治療するか決まっていないけど、 まずは話を聞いてみたい」 そんな場合も全く問題ありません。気付かないうちに生死をさまようリスクを抱えている場合もございますので、ぜひ一度お気軽にお問合せくださいませ。

・お問合せフォーム(LINE・We Chat・メール対応):https://stemcells.jp/contact/

【再生医療外来】 03-3400-2277

 

監修:医師 津田康史